実録!借金地獄物語

■宇夫奈童子・仮名(フリーター23歳)の場合

逆ナン?俺ってそんなにモテたっけ?
「欲望」のち「怖い兄さん」のち「借金」

 フリーターという職業柄安定した収入を得ることができず、当時、一人暮らしをしていたこともあり、消費者金融より生活費として借入。
 その後、職を転々としていたが、親元に戻り、借金を繰り返しながらも返済を続けることができており、いつかは返済することができるだろうと楽観視していた。
しかし、宇夫奈の下心が悲劇を生んだ。

 それは夏の暑い日、宇夫奈は喫茶店にて涼んでいたところ、今までには知り合ったこともないようなモデルのような女性に
「お一人ですかぁ?すごく格好がいいんで思わず声かけちゃいました、えへっ♪」
『ぎゃくナンですかぁ〜〜!(@_@;)』
→今思えば、どこにでもいるような宇夫奈に声を掛けて来ることに疑問を感じなかったことが命取りだったのだが・・・。

 舞い上がってしまった宇夫奈はモデルのような彼女との楽しいひとときを満喫して、携帯番号とメルアドを交換して別れた。
その夜、彼女から「会いたい」とメール。宇夫奈は翌日会うことを約束してメールを送信した。

 翌日、買い物をして、食事をして・・・。積極的に腕を組んできたり、手をつないできたりする彼女に宇夫奈はひたすら有頂天。そしてホテルへ・・・素人と経験がない宇夫奈は彼女のエスコートについて行くのが精一杯。

 キスをして、パンツに手を入れようとした宇夫奈。「ダメ!シャワーが先っ♪」
宇夫奈はそそくさとシャワーを浴びに。

 彼女とのあんな事やこんな事を想像すると、もう心臓ドキドキ、下半身は爆発寸前。
隅々まで洗って、『こんなにうまい話ってあるんだなぁ〜』と呟きながら部屋に戻ると、若い男が3人!; ̄ロ ̄)!!うまい話はなかった・・・

 「お前さ、誰の女とホテル入ってるわけ?!」そう美人局だった。

 結局、慰謝料と称して50万円を用意するように言われ、サラ金から借金して渡すことに。その後も理由を付けては金をせびられ、合計150万円を渡すことに。その結果、宇夫奈の借金は前の借金と合計し、300万円を超えてしまった。

 こんな話を宇夫奈は両親に打ち明ける事もできず、多額の借金を抱え、途方にくれ、自殺も考えていたが、唯一、相談のできる友人に全てを話すと、借金を整理することができると教えられ、私がいた事務所に相談にやってきた。

 その結果、9件-310万円あった借金は9件-200万円に減額することができ、月々の支払いも39,000円と信じられないような額になった。


【教 訓】
下半身でモノを考えると怪我をする(笑)
この手の件は意外と多い。絵画や教材を買わされたなど。
色気仕掛けでクーリングオフをさせなかったりと、巧妙である。(安藤)